ConssPPはConss32のPocketPC版です。
RS232Cシリアル通信を行うことができます。
ノンインテリジェンスなプログラムですので、
受信データを表示し、指定した送信データを
送信するだけです。
単純な構造ですので、
マシンの初期テストに威力を発揮します。
マシン側のシリアル通信速度や設定が不明な場合
でも、このConssPPで適当な速度を順にテストし、
正しいデータを受信できればその設定が正しいと
いうことになります(StopBitの設定は正しくな
い可能性があります)。
このプログラムは起動時にCOM1を開きます。
メニューのPortでCOMポートを選択できます。spdでボーレート、parでパリティbitでビットサイズ(7か8)、stpでストップビットを選択するできます。現在の
設定がチェックされて表示されています。
接続する端末とケーブルで接続する前にこの
プログラムを立ち上げてください。そうしな
いと、通信設定によってはホストPCとの接続
を行ってしまい、このプログラムがCOM1を
使用できなくなります。その場合は一旦ケーブルを外した後、再度立ち上げてからケーブルを接続してください。
なお、IrDAを選択すると、赤外線通信(Ir)を単純シリアル通信ポートとして開きます。
IrDAではテレビのリモコンは操作できません。(受信させると判るでしょう)
ConssPPは常に受信状態です。文字を受信すると、リストボックスに16進コードで8バイトずつ表示します。>>の左側の数値は時、分、秒です。
999999>>xx xx xx xx xx xx xx xx
という形式です。9999999は時分秒、xxは16進表示です。
8バイトが連続して表示される場合と改行されて表示される場合があります。
参照:概要
画面の右上の送信選択ボタンを押します。
ダイアログが表示されますので、送信したい電文を選択し、送信ボタンを押してください。
送信したい電文を作成したい場合は
送信テキスト編集を参照してください。現在はBCC計算として、CRC16のBCCのみ計算できます。
参照:概要
メニューのFileの先頭項目(EditSendText)を選択してください。
1テキストは1行で記述します。1行は名前部分と送信データ部分で構成されています。名前部分には日本語も入力できます。
名前と送信データの区切り記号は!記号です。日本語の!を入力しないように注意してください。ダイアログ下部のボタンを利用すると確実に入力できます。
形式
名前 ! xx,xx,xx,xx,xx,xx,xx,xx xxは16進コードで指定します。バイト間の区切り(,カンマ)も必須です。もし、16進コードを3桁指示すると下位の2桁を有効とします。
ここで指定した送信名と送信データはファイルに書き込まれ、送信選択ボタン押下時に選択することができます。