GENIOe 550Gの使用感

 

約1ヶ月使っています。

現在の感想は、「Jornada568で十分だった。良かったのはGENIO-SPEECHだけだった。」

GENIOを使うシーンを私なりに考えて、、、、、

  会議中、、、

    机の上にGENIOを置いて左手で押さえながらメモを取る。
    しかし、画面下部の照明は暗いので、左手に持って眼と直角になるようにして
    メモを取ることにした。手にもったままの手書き入力は辛い、、、、

  机にて、、、

    カバーを外してクレードルに挿す。カバーを机の引き出しにとりあえず入れておく。
    ActiveSync、、、、、、、、社内ミーティングとのこと。GENIOを持って、メモしよう。
    さて客先に出かけるか、GENIOを持って、、、あ、カバーを忘れた。

  自宅にて、、、

    無線LANカードを挿して、家の中何処でもインターネット。 ベッドに寝転んだままでもメールチェック。
    電源を切って、さあ、もう一度電源を入れたらCFカードを認識しない。また、リセットか、、、、

  外で、、、

    負荷の高いアプリケーションを動かしているので、400MHzに。Autoに戻すのを忘れて、
    そのまま使っていたら、電池が空に!モバイル充電器を持ってこなかった。
    ただの箱になってしまった。400MHzの設定って意味あるのか?

つまらない冗談は終わりにして、、、

良かった点

・速いが、400MHzで動かすと電池がみるみる無くなるので、オートモードで使わざるを得ない。
  Jornadaをソフトクロックアップするとそれなりに高速になっていたので、そんなに速いとは思いません。そういえばJornadaもクロックアップすると電池を思いっきり使っていたっけ、、、

・GENIO-SPEECHはなかなか出来が良い。

・画面サイズが大きい
 手書き入力もしやすい。画面も見やすい。

・CF TypeUがそのまま挿せる。(JornadaはTypeTでした)、SDメモリも同時に使える。(難点があるけど)

悪かった点

・電池の持ち
 拡張電池を購入したが、Jornadaに比べれば、電池がすぐ無くなる。私の場合、1日でも充電を忘れるとダメ。

・上下ボタン(本体横)が無い
 電子文庫を読んでいる時に片手で操作できない。

・カーソルキーとアクションキーが非常に押しにくい。(目的の押し方にならない)
 斜め押しが異常に敏感で、横を押しているのに上が反応したりする。Enterを押したいのに下が反応したりで、使えない。

・ハードボタン(プログラム起動ボタン)
 押しにくい。スタイラスで押さないとダメ。ゲーム用のボタンとしては使えない。タイミングがずれます。

・SDメモリとCFカードを認識しなくなる(期待していた分、失望が大きいです)
 最悪です。自由に抜き差しできない。特に電源OFFの状態でCFカードを挿した時は3回に1回は次の電源ONで認識しなくなる。CFカードを抜いた直後に電源OFFすると、これも次回電源ON時にCFカードがハングしている。いずれも3秒以上待たなくてはならない。CFカードを挿したまま自動電源OFFするとほとんどの場合電源ONで認識しない。サポートに電話したら、不具合じゃないのでリセットしろと言われた。電源Off/On時にCFカードを必ず抜くということに慣れるまで一日何回リセットしたか、、、

補足:SDメモリ、CFカードのいずれか一つならこの現象は起きなかった。(起きにくいというべきか、SDメモリなしで数日使ったけど発生しなかった)

やはり、Socket製の無線LANカードにすべきだったのか、、、あっちは電流が少ないと聞いているが。

補足2: 2002/09/17 電源を切っても認識できるようになった。電源On/Offを何度繰り返してもちゃんと認識する。何故? まさか、涼しくなったからなんてことはないよなー。どこかの調子が悪くなったのが幸いしているとか、、、電池の性能が正しく発揮できるようになったとか、、、よく分からん。

 

・液晶の照明が画面下方向にある。
 まぶしさは無いが通常に使っている場合、光と同じ方向に見るため画面が暗く見える。Jornadaは左側に照明が付いていたので前後の角度と明るさは関係なかった。GENIOは前後の傾け方によって照明が暗くなる。液晶保護シートを外せば問題無いようです。(普通は液晶保護シートを付けるので、、、メーカーさんも保護シートをつけた状態を基本に開発して欲しいですね)

 

その他

・カバーが無い
 LCDカバーが無いので、手帳を改造して使っている。ずっとJornadaだったのでカバーを使うなんてことは思っていなかった。今回初めてPocketPCのカバーを検討した。手帳を改造して収まるようにした。スタイラスも通常のボールペンタイプを購入した。
ボールペンタイプのスタイラスがこんなに使いやすいとは思わなかった。(これは収穫です)
しかし、本体リセットは付属のスタイラスでないと出来ないので、プログラムからリセットできるツールをダウンロードして使っている(悪かった点:SDメモリ+CFカードを参照のこと)

カバーを付けるとクレードルにそのままでは挿せません。カバーから外すか、クレードルでないシンクロケーブルを挿すか。

LCDむき出しの機種なのに純正品のカバーを付けるとクレードルにさせないなんて? 他社も同じか?

手帳を改造した結果、CFカードを手帳に入れておくことが出来るようになった。(これは挿しっぱなし出来ないという理由もある)

純正カジュアルカバーに付いてくるシリコン粘着シートを使って、普通のシステム手帳に貼り付けることができました。この粘着シートなら、Jornadaでもくっつきそうです。

カバーとして手帳にした理由は、すっぽり収まるものは、一旦抜いてから使わなきゃいけない。その時、滑り落ちたらそれで終わりになります。また、本体とカバーが離れてしまうというのは、カバーを置き忘れる元になります。よって、本体とカバーは一体型になるものを選びました。

純正カバーをやめたのは、CFカードが入らないからです。2枚くらいなら入るのですが、、、ちょっとデコボコするし、、、

これがGENIO純正カジュアルカバー、左中央に粘着シート用の合成革が見えます。粘着シートは2枚付いています。水で洗うと粘着力が回復します。何回使えるのかは知りません。私は数回目には下の手帳に変えました。下の手帳にしてからは粘着シートを剥がしていません(約3週間)。

 

以下は改造した手帳の写真

下から見た写真。拡張電池パックの下部が見えています。ジッパーの中にCFカードを入れています。

開いて見た写真。拡張電池パックが見えますか?

立てて見た写真。照明が画面下というのがわかります。ちょっと手前にGENIOが傾いていますが、張り合わせた手帳側の革が2重になっているので、その革ごと手前に傾いています。

横から見た写真

上から見た写真。無線LANカードを挿しています。

 ちなみに、改造元のシステム手帳はDavinciの4000円程度のものです。粘着シートで落ちません。
落ちても責任は取らないと純正カバーの説明書に書いてあります。粘着シートは中性洗剤で洗うと粘着力が元に戻ります。このとき、水を拭こうとすると拭こうとする媒体(タオル、紙)がシートにくっついてしまいます。少々濡れていてもそのまま貼るとOKです(責任は持てませんが)

この手帳につけた状態で、落下させたことはありませんので、どの程度の緩衝になるのか判りません。試験する勇気はありません。

無線LANカードが無い場合はこのようなカバーにつけるのは無謀です。いちいち剥がさなきゃクレードルに挿せませんから。それとも、USBシンクロケーブルを別途購入するしかありません。私は自宅のベッド脇に充電器があります。寝る前に充電ケーブルを挿しています。会社にも別の充電器があります。会社ではあまり充電しません。自宅で充電を忘れた場合の予備です。

外ではメール以外は使わないので、外でのメールは携帯電話に繋いでます。携帯で十分。P-inを持っていたのですが、勿体無くてやめました。外でWebブラウズすることはほとんど無いですから。それより、GPSとかの方がおもしろそうです。

GPSカードは買う決断がつきません。ナビ以外に使える事ってあるのでしょうか。ナビだけならちょっと勿体無いと思っています。pStarでの現在観測地点をGPSから貰うというのも考えましたが、観測地は少々変わっても(外国に行くとかで無い限り)星空はそれほど変わりませんから、意味ないでしょう。自己満足のためにGPSから経緯度を取り出すというのも、本末転倒ですし。

 

====たぶん、続編は無い===

追記:2003年6月
 上記GENIOは液晶を割ってしまい(3月頃)買い換えました。GXを買いました。上記システム手帳には液晶保護のための板を付けました。近頃は仕事でサンプルとして借用しているiPaq h5450を使っています。やはり、液晶カバーがある方が良いです。安心して持ち歩けます。h5450には防滴防塵カバーもあります。持っていますがこれを装着するとすごく大きくなって、なんだか別物です。雨の中とかで使うには良いと思いますが、仕事以外でそのような状況にはならないでしょう。このiPaqは無線LANが内蔵されていて、CFカードを抜き差ししなくて良いので、h5450を買おうかと思っています。 h5450の使用感

PIE 大久保

2002年9月9日

2002年9月17日 補足2追記